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私、観がその霊能力を受け継いだ祖母の瀬川モトの話を書きます。
祖父母は道北の北見枝幸で牧場を経営しておりました。ある日祖母はその牧場で馬に蹴られ、医師からも見放されるという重態となりました。その時、白衣観音が祖母の枕元に姿を現したとのこと、そして、毎日、一定の時刻になると、祖母は布団から起きあがり、「気合い」の力で重態の患部をいやし、神仏の力で助けられました。
数年を経て、縁あって祖父母は札幌北区に移転し養鶏場を営みました。祖母は毎日、卵を行商し、生計をたてておりましたが、行商先で、お客さんの病を予告し、注意し、救ったりという多くの出来事がありました。程なく「北の神様」と呼ばれるようになり、来客多く、養鶏場の仕事は続けることが難しくなりました。それに対し祖父は怒り、祖母がお奉りしていた神仏をすべて庭で焼き払ってしまいました。
その時祖母は「心に宿るのが神仏」と言って笑って見ていました。
焼却された神仏は、翌朝、アマテラスオオミの神として夢枕に現れ、「お前に小豆三つを授ける。これで生きてゆける。故に、神に仕えよ」と言い置かれ、お姿を消したと聞いております。
その後、自宅は多くの来客が押しかけ、商売としての養鶏業も出来ず、祖父は、祖母モトを霊能者として認め、祖母の雑務を長い間手伝っていました。
祖母モトが亡くなって50年余りの歳月が流れましたが、その霊能は、私観火美と妹神円水に受け継がれています。
今、祖母のことを思うと、小豆三つの意味するものは、慰謝の心、無心、健康の三つの大切さを神が教え、授けたものと思っております。
霊能力とは仰々しいことではなく、いかに無心に他の人に与える心を持つかと云うことだと考えております。しかし、霊能を持つ身としては、この道は、苦難への道であり、一生自分をきたえ、精進していかねばならない道です。
<以下、次回に続きます。>