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前回お伝えしましたように、霊能者であった祖母モトの力は、幼い頃から私に受け継がれ人の心を読み取れる予知能力の強い勘の鋭い少女となりました。とにかく不安感、孤独感が強く自分をどうしてよいかわかりませんでした。人の心、人の未来を予知することの異常さをずっと隠し通して生きてきました。
21歳で主人と出会い、結婚をしました。私達は21歳と25歳の学生結婚でした。札幌市北区の新琴似の農家の古いボロ屋に住み主人は学習塾を営み生計を立てていました。真向かいに観音寺という寺があり、境内に66体の石仏が奉られていました。私は当時、仏教の事は全く無知で、その寺に行くことが何か怖くて一度もお参りをしたことがありませんでした。
ある時、塾の机と椅子(解体したときの処分品)が手稲富岡の観音院にあることを知人のつてで知らされ、夫婦で頂きに行きました。机と椅子はありませんでしたが、手稲富岡観音院の境内には自宅の真向かいにある、あの観音寺と同じ仏様が奉られていました。手稲富岡の観音様と呼ばれている霊能者の方にお聞きしますと、石仏さまは33体の観音像と不動明王とのことでした。その時、私の心に大きな衝撃が走りました。自宅前の観音寺の境内の66体の石仏とお不動様に魅せられている自分がいました。
とにかく明日からお水をあげよう!!お参りに行かなければ!!と思い、次の日から毎日!!毎日!!お水を供え手を合わすようになりました。このことが霊能者としてめざめる第一歩の道しるべでした。
新琴似観音寺の石仏さまに水を供え手を合わせて10日目のことでした。夢うつつの状態の中で可愛い可愛い切り髪の観音様が私の手を握り「ありがとう」とつたえ、スーッと消えて行きました。
21歳の頃の私は体重38キロのやせた病気がちの風が吹けば倒れそうな体調不調の病身でした。とくに扁桃腺と胃腸系が弱い体質でした。
観音様にお参りに行き始めた10日後の夜中の一時頃でした。自分の手が病んでいる部分にぴたっと吸い付き離れません!!自分の意志と無関係にどんどん患部をもみほぐし2時間も離れず、体が宙に浮いた状態になりました。一ヶ月続きました。主人は私が霊能力があるなどとは一切知らずに結婚しましたので、驚き、私の手を離そうと必死につかむのですが、びくともしません。時間が過ぎると収まり、また次の日の同じ時刻に始まります。(この現象を『気合(きあい)』といいます。)
ここから夫婦の葛藤が始まります。主人は全く神仏に縁のない理数系の大学院生。今でいえば『奥様は魔女』です。驚きと不安で大変でした。
<次回へ続きます>
※『気合』 仏と宇宙の気を体にエネルギー源としていれることです。体に神仏が宿り、自分が無となること、つまり真っ白な空です。第三者の目から見る気合いの状態は顔つきも別人、体も座ったまま宙に浮かぶ状態、又は寝たまま浮かぶ状態です。