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すえおかこどもクリニック
末岡 裕文 院長
子どものひきつけ(けいれん)で一番ポピュラーなものに熱性けいれんというものがあります。 これは熱に伴うひきつけで1歳前から3、4歳の子どもに多くみられ、 決して珍しい病気ではありません。 (10人に1人位に発症する可能性を持っています。)
原因として考えられるのが、風邪やインフルエンザなどにより、 38℃以上の熱が急に出る時におこります。 まだまだ脳が未熟な子ども達は急激な熱変化に対応することはできません。 その結果、脳が興奮状態となりひきつけをおこすのです。 ただし、ほとんどの場合が数分以内でおさまり、眠ってしまうことが多いです。 また、家族性も原因のひとつに考えられていて、 そのお子さんのご兄弟やご両親が幼少期にひきつけをおこした事があれば、 遺伝とは異なりますが病気の体質が似てくるのはごく自然な事なのです。
熱性けいれんは単純型と複雑型に分類され、 ほとんどが単純型で心配のないケースといえるでしょう。 単純型は1回の発作が15分以内、ひきつけが左右対称であり、 マヒもなく、24時間以内に2回目のひきつけがないもの。 それに対して複雑型は1回の発作が15分以上続き、 ひきつけが左右片方(例/右手と右足)で、 マヒなどが残り、24時間以内に2回以上ひきつけをおこすものをいい、検査が必要なことが多いです。
ただし、単純型のお子様であっても2度3度と起きるお子さんには検査をお薦めします。 (検査内容は脳波や頭部CT、MRIなど)
何度も熱性けいれんをおこすことは脳にとって決して良い事ではありません。 そこでおこさない為の工夫が必要となります。 熱性けいれんは熱が急激に上がった時におこるものですから、 37.5℃くらいの時にお母さん・お父さんがいち早く気付き、 あらかじめ発作止めの座薬を使うということが予防法になります。 二度、三度と繰り返しおこるお子さんであれば是非とも行なってほしい予防法ですね。
最後に、けいれんがおこった場合の対処法をお話しいたします。 初めての場合は特にお母さん、お父さんは絶対に慌ててしまいますよね。 けれども次の事を必ず行なって下さい。
とくに5.に関してはほんの数分のことではありますが、非常に長い時間に感じるものなのです。 親として動揺するのは当然です。 しかしそこはあえて冷静に対処して欲しいですね。 しかも、夜に起こった場合は特に不安になります。 ましてや初めての時は特に不安だと思いますので躊躇せずに救急車を呼んで構わないと思います。
詳しいことは、主治医の先生とよくご相談ください。
お母さん、大丈夫ですから慌てずにね。
郵便番号004-0882
末岡 裕文 院長
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